大学を受験するために実施されていた大学入試センター試験が2020年(令和2年)【2019年度(令和1年度)】1月の試験を最後に廃止されるというのは大学受験を控える高校生や予備校生には気になる話題です。
2020年度から呼び名も内容も新しくなり実施されることとなった「大学入試共通テスト」と何がどんな風に違うのでしょうか?
これから大学を受験する人は特にセンター試験と共通テストの違いを簡単に知っておきましょう。
今更にはなりますが、まず大学入学センター試験とはどういうものなのかおさらいをしてみましょう。
元々は国公立の大学を受験するための1次試験(選抜試験)として全国共通・同じ内容の試験「共通1次試験」が1989年度(平成元年)まで実施されていました。
試験内容は5教科7科目、1987年度からは5教科5科目で、この試験結果と2次試験として受験した大学の結果を元に合否の決定がされていました。
その後1990年度からは国公立大学だけではなく私立大学も1次試験として利用することが可能になりました。
試験内容を大きく変え6教科30科目(選択科目あり)となり、受験希望の大学に必要は科目を選択して受験することができます。
「センター試験」に変更後は各大学における2次試験として小論文や面接・特別入試などで試験の幅を広げることで個性的・専門的な内容として実施することができました。
また、各大学や各学部によってセンター試験のどの教科の結果を要するか自由に設定することもできました。
センター試験の実施は大学側・受験生側両方の幅を広げることができました。
スポンサーリンク



大学共通入試テストとは?

2020年度1月からの実施が決まっている「大学共通入試テスト」は、更に現代の情報技術化やAI・グローバル化に合わせ文部科学省は「学力の3要素」として
  1. 知能・技能
  2. 思考力・判断力・表現力
  3. 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
を育成・評価することが重要だと上げています。
これに伴って、試験内容も大幅に変更されていきます。
(実施後にも試験内容変更予定あり)
大学側は今までと同じように共通入試テストを1次試験として評価し2次試験と合わせて合否を決定していきます。
スポンサーリンク



何が変わる?

では具体的に試験内容はどのように変わっていくのでしょうか?

試験科目

出題される試験科目はセンター試験同様に30科目ですが、2024年度からは簡素化される予定です。

出題形式

センター試験では全てマークシート形式でしたが、共通入試テストではマークシート+記述式になります。
まずは国語・数学にそれぞれ3問程度の記述式問題を出題する予定で、2024年度からは理科・社会にも導入される予定です。

英語

センター試験では「読む」「聞く」ということだけでしたが、グローバル化に向け共通入試テストでは「読む」「聞く」に加え「書く」「話す」という4技能評価を導入します。
その為、今までのマークシート・リスニングの出題形式を変更し、筆記(リーディング)・リスニングに加え「大学入試英語成績提供システム」の参加要件を満たした民間の資格・検定試験の受験が必要となります。
2023年度までは共通テストを実施し民間の資格・検定試験と併用していき、大学側も共通テストの結果だけ、民間資格の結果だけ、もしくは両方の結果を評価するかを選択できます。が、その後2024年度からは変更される予定です。

民間の資格・検定試験とは

  • TOEFL iBT
  • TOEIC
  • ケンブリッジ英語検定
  • IELTS
  • GTEC
  • TEAP
  • 実用英語技能検定

などが現在のところ参加要件を満たし活用される予定です。
高校3年生以降の4月~12月の間に受験した2回までの結果が採用されることとなります。

外国語

センター試験と同様、英語のほかには「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」の筆記(リーディング)を選択することができます。

実施期間

今のところセンター試験と同様に、1月の中旬の2日間を予定しています。

まとめ

今までのマークシートだけの出題形式から記述式が導入されたり、外国語を選択する人には民間資格・検定試験を受ける必要があることで受験は4月から始まっているような感じです。
大学共通入試テストは実施後も見直しが行われるとも予想されますので、しばらくは受験生や教育者は常に動向を確認する必要があるのかもしれません。
スポンサーリンク