「えっー、冬に熱中症?」と思うかもしれません。
熱中症と言うとどうしても「夏」の暑さが原因でと思います。
いやいや、冬も侮れません。冬にだって熱中症は起こるんです。
目次
冬の脱水症状
そもそも熱中症の主な原因は夏でも脱水症状です。
でも脱水症状は冬にも気づかないうちに起こっていたりするんです。
それが冬の熱中症の原因です。ではなぜ脱水症状が起こるのでしょうか?それは、、、
- 喉が渇きにくい
- 家の中や車の中で暖房が効き過ぎている
- 入浴時に熱めのお湯で長湯をしてしまう
- 電気毛布や暖房をつけたまま寝てしまう
などなどの理由があげられます。
また、特に子供や年配の人が脱水症状からくる熱中症にかかりやすいと言われています。
喉が渇きにくい
夏は暑いし汗もかくので喉が渇いて水分が欲しい!
と思いますが、冬は汗をかきにくいので喉も渇いた感覚が少ないですが、じわじわと体から水分が出ていっていますので体の水分量が減ってきているのが自分でも気が付きにくいんです。
そういえば小学校低学年のわが子を見ていても、夏には学校から戻ったら空になっている水筒が冬には全然減っていません。
「全然飲んでないの?」と聞くと「のど乾かなかった。」と言いますが、しっかりトイレには行っています。
学校の給食(たまにお弁当)でも飲料はほとんどとっていないようです。
水分を取らずに尿を出していると体の水分量はもちろん減ってきます。
家の中や車の中で暖房が効き過ぎている
特に車の中などの狭い空間でヒーターをつけた状態で水分を取らずに長時間いると脱水症状になり熱中症になってしまうことがあります。
小さい子供などは暖房の効いた車の中では大人よりも早く脱水をおこします。
家の中でもそうですが、子供は遊びやゲーム・テレビに夢中になると飲食を忘れてしまうくらい集中してしまうこともあります。
入浴時に熱めのお風呂で長湯をしてしまう
冷えた体はお風呂にゆっくり浸かって温まりたいと思いますよね。
でもここにも注意が必要です。
冷えた体を急激に温めることで血流が良くなり汗疹書きやすくなります。たっぷりのお湯に浸かって額に汗をかくくらいの長湯をしてしまって、お風呂からあがった時に立ち眩みなどが起こります。
電気毛布や暖房をつけたまま寝てしまう
お布団が暖かいと幸せな気分になります。こたつに横になっていて、ついつい寝てしまったり。
暑くなったり喉が渇いたりして途中で目が覚めてしまったりします。暖房と体がとても近いので水分が取られやすいです。
私も昔はよくこたつで寝てしまっていました。
起きた時に喉が渇いていてコップの水をがぶがぶ飲んだ記憶もあります。
また、自分で温度調整や電源を切っていたりしましたし、しょっちゅう家族に電源を切られてて寒くなって目が覚めて、しぶしぶ自分の布団で寝直したりしていましたが。。。
冬の熱中症対策は
冬の大敵は知らない間に脱水症状になっている熱中症です。
冬は室内外共に乾燥もしていますので、対策としては「乾燥をふせぐ」「温度差に注意」です。
対策グッズとしては、
- 加湿器
- スポーツドリンク
が有効です。
乾燥を防ぐ
加湿器はもちろん室内の乾燥を防いでくれます。
家の中やオフィスだけでなく、車用の加湿器もあります。
これから年末年始の帰省ラッシュで長時間車に乗りっぱなしという方もいるかもしれません。
渋滞でなかなかトイレに行けれないから水分は控えるようにしていたら車内も体も乾燥が進んでしまいます。
車用の加湿器は小さくても5時間分の水分が入れられるものなどもあります。
スポーツドリンクは電解質なので水よりも早く体に吸収してくれます。
水分を摂取する頻度が少ない分、早く吸収してくれるスポーツドリンクなどは有効です。
ただし、糖分もあるので飲み分けはしていく方がいいです。
温度差に注意
お風呂では、洗い場が冷えていたりするのでお風呂に入る数分前には浴槽のふたを開けておくと良いです。
また、お風呂に浸かる前にはかけ湯をしたり先に体や頭を洗ったりすることで、お湯に浸かった時に温度差が急激に変わるという心配から逃れられます。
そして汗が出るくらいまで長湯をするのは避けてください。
(健康な方の半身浴はまた違います)
(健康な方の半身浴はまた違います)
屋外でも、ショッピングビルなど人の多い建物に入ると暖房もきいていますしコートを着たままでは汗をかいてしまいます。
コートを脱いだり着たりして出来るだけ細目に温度調整をしていく方がいいです。
子どもは暑くても言わない場合もあります。
気が付いたら建物の中で頬っぺたや顔が赤くなっていることもあるので大人が気をつけて調整してあげるようにしましょう。
おしまいに
冬だから熱中症は大丈夫と言うことはありません。
細目に水分を取るようにし乾燥から守りましょう。
小さいお子さんがいる方も気をつけて水分補給させてあげてくださいね。
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