日本全国にはどのくらいの数の湖沼があるかご存知ですか?
朝日航洋株式会社が環境庁自然保護局より請け負い平成5年に出している調査によると、自然公園などの保全地域内で299湖沼、保全地域に制定されていない地域でも179湖沼があるそうです。合わせると478湖沼もあるんです。こんな小さい島国にそんなにあるなんて驚きですよね。
でも、湖と沼の違いっていったい何なんでしょうか?
単純に大きさと水質だと思っていましたが、どうやら違うようです。ともしたら、池はどうでしょう?
いつか子供(自分の子供に限らず)に聞かれた時にきちんと説明できるように湖と沼と池の違いを勉強しておきましょう。
日本一もいろいろありますが、ここでは日本一大きい湖・沼・池、そして日本一小さい湖・沼・池についてみてみましょう。

日本一大きい湖・沼・池

  • 日本一大きな湖は誰もが知っている滋賀県にある
    琵琶湖-面積669.26㎢、周囲241㎞、平均水深41m(一番深いとこでは103mもあります)滋賀県の6分の1の大きさにあたります。
  • 日本一大きな沼は千葉県にあります。
    印旛沼-いんばぬま。面積11.55㎢、周囲26.4㎞、水深1.8m。昔昔は面積約26㎢、周囲約60㎞もあったと言われる大きな沼でした。が、江戸時代からの繰り返し行われてきた開拓によって現在の大きさにまで小さくなってしまいました
  • 日本一大きな池があるのは鳥取県です。
    湖山池-こやまいけ。面積6.8㎢、周囲18㎞、水深6.5m。箱根の芦ノ湖と同じくらいの大きさです。
  • 日本一小さい湖・沼・池

    • 日本一小さい湖は・・・自称
      白竜湖-はくりゅうこ。山形県にある天然湖で面積1.08㎢、周囲3.5㎞。
      とは言われていますが、実際には白竜湖よりも小さい湖は沢山あります。例えば、北海道の駒止湖は面積0.02㎢、ですので、はっきりと日本一小さい湖とされているのはないといっても過言ではないです。因みに、広島県にも同じ名前で白竜湖という湖がありますが、こちらはダム建設によって出来た、人工的に出来た、ダム湖です。
    • 日本一小さい沼は・・・
      はっきりとしていないのが現状のようですが、北海道にある神仙沼(しんせんぬま)は非常に小さく面積は0.0119㎢しかありません。
    • 日本一小さい池は・・・
      こちらもはっきりとはされていません。京都の玄覇池(げんぱいけ)は面積0.01㎢、富山のミドリガ池(火山によってできた池)は面積0.004㎢しかないそうです。
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    湖・沼・池の違い

    では、本題に戻りましょう。
    上記の日本一を見るかぎり、違いは大きさではないことがわかります。印旛沼よりも湖山池よりも小さい湖があるのですから。
    まずは、池。池のほとんどは人工的に作られています。農業用水のため池などもそうです。また、地形により自然に出来たくぼみに溜まってできた池もあります。
    • 湖は、水深5m以上あるもの。
    • 沼は、水深5m以下のもの。
    とは言われていますが実際にみてみると、
    群馬県と福島県を結ぶ尾瀬国立自然公園はハイキングでも良く知られていますが、そこには尾瀬沼(おぜぬま)があります。水深は8m以上あるにも関わらず、「沼」という名前がついています。その上、尾瀬沼を紹介するものには「日本一標高の高い湖・尾瀬沼」と書かれていたりします。もう、「沼」なのか「湖」なのかわかりません。
    湖も基本的には自然に出来たもの、水の流入出がないものだといわれますが、ダム湖の様に人工的に作られた「湖」もあれば、川に繋がっていて水の流入出がある「湖」がほとんどです。よく見ると「一級河川」と書かれている「湖」は実は川の一部とも言えます。
    よく、水深が低いので沼には植物が水の中から生え出ている、湖は生え出ていない、などとも言われますが、植物が水の中から生え出ていない沼ももちろんあります。ただ沼と呼ばれる場所は比較的に植物が生息しやすく虫や小さな魚なども生息しやすい場所でもあるようです。子どもたちと生き物の観測をするのにはいいかもしれません。
    (底なし沼には気をつけてください!)
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    結果

    いかがでしょうか?違いはわかっていただけましたか?
    そうなんです。結局のところ、はっきりした規定に基づいてつけられた名称「湖・沼・池」はないのではないかということがわかりました。
    が、子どもたちにはなんて説明すればいいのでしょう?
    あえて子供たちに説明するならば一般的に言われている違いである
    • 深さの違い
    • 人工か自然か
    ということになってしまうのでしょう。
    因みに「泉」は地底から水が湧き出ているものが「泉」です。こちらははっきりしているので、堂々と子どもたちに説明してあげましょう。
    以上、日本の湖・沼・池についてでした。
    読んでいただいてありがとうございました。
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