いつの頃からだろう、子供たちがボール遊びを自由に出来る場所が減りだしたのは。気が付いたら子供たちがボール遊びをしているのを見かけなくなった。そして、公園の看板には「ボール遊び禁止」の文字がどうどうと書かれている。誰が決めたんだ。
私が子供の頃には父親とよくキャッチボールをしたものだ。女の子ながら、自分専用の青いグローブを買ってもらっていた。別にソフトボールや野球チームに入っていたわけではない。父親が私と兄にキャッチボールを教えてくれていただけ。
近所の小さい公園では年齢が様々な近所の子供たちと集まってゴムボール野球をよくしていた。公園の2面は高校に面していたのでネットが貼ってあったが、もう1面は大きくはないが観光用の日本庭園があった。個人経営のようだったが。
公園と庭園の塀がさほど高くはないので(とは言っても小学生には登るのは無理だが)とっても簡単に塀を超えてしまっていた。ボールが庭園に入る度にじゃんけんで誰かが犠牲になって「ボールをとらせてください。」と言いに行っていた。
もちろん私も何回か言った記憶がある。女の人が受付にいる時はまだいいのだが、庭園主だろうおじさんがいる時は恐かった。2~3回目まではまだ、苦虫をつぶしたような顔にはなるが我慢してくれているのがわかった。でもそれ以上の時はさすがに「お前ら、この庭園がタダで見たいからわざとやってるんじゃないんだろうな!」と言われた。
運悪く、私の番だったのでよく覚えいる。恐かった。小学生の子供が日本庭園にはもちろん興味はない。
それでも、塀が高くなることもネットが貼られることも、ボール遊びが禁止されることもなかった。
約5年前に庭園が閉園してしまうまでは。。。現在、庭園があったところにはマンションが建ち、公園に面していた場所は6軒の分譲住宅に変わり、公園との境がないに等しいほど住宅の塀が低い。残念ながらボール遊びはできなくなってしまった。
いま思えば、怒られはしていたけどボールを取りに行くのはある意味ふれあいとも思え、庭園主も特に対策はしなかったのかもしれない。
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子供の運動能力の低下

ボール遊びが自由にできなくなったから子供たちの運動能力が低下してきているとは一概には言えないが、運動の一つを奪ってしまっていることには違いない。
対戦が出来るポータブルのゲーム機が流行って以来、公園でそれぞれゲーム機片手にベンチに座っているのを見かけるのはもう珍しくない。
子供がプリスクールに通っていたころ、うちは伸び伸びと育てたかったのと、子供がしたいとまだいわなかったので、特に何もさせず公園や近所の山や滝にしょっちゅう行っていたので未だに野生児丸出し体力ありあまりなのだが、他の子供たちはプリスクールが3時に終わったあと忙しそうだった。
公文・バレイ・ピアノ・バイオリン・英語教室・プール・体操教室と。凄いのになると、スクールの後に英語教室に行き、その後公文(だったかな?)に行って家に帰るのが7時になると言っていた子供もいたし、ほぼ毎日何かしら習い事などが土日もあるので平日1日しか休みがない子が「ママ、疲れたよー。
公園でみんなと遊びたいよー。」と言ってるのを耳にしたことがある。年長になっても自転車が乗れない子供も何人かいた。親曰く、忙しくて自転車の練習をする暇もないそうだ。
そういえば送り迎えも車が目立っていた。子供が歩く機会も減ってきているんだと感じる。
私が子供の頃は習い事していたが、週に2回だけだった。後の日は近所の子供たちと遊びまくっていた。

まとめ

公園でボール遊びを禁止したのも、携帯ゲーム機を開発したり子供に与えたりしたのも、習い事を詰め込んだのも、よくよく考えれば大人のせいである。子供の運動能力が低下してきたのは大人に責任があるのだとつくづく思う。
ボール遊びが禁止だった公園も、ここ何年か時間を決めてボール遊びができるようにしている公園がでてきた。子供を子供らしくさせてあげるのは大人の役割。しっかりと触れ合えるうちは子供といっぱい触れ合って一緒に遊んであげるのも大人の役割。
子供たちが安全に自由に楽しめる時と場所を望むで今日この頃である。
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