カラスによる生ゴミの散らかしや公園などに置いてあるゴミ箱を荒らす被害に頭を悩ませます。
鍵のかかるケージのゴミ収集場ならいいですが、ネットをかけるだけの収集場だと気が付くとカラスに荒らされていたりします。
カラスは頭のいい動物ですから追い払ったと思ってもまた隙を見て戻ってきたり、ひと昔前ならCDを吊るしたり大きい目玉のような風船を吊るしたりしていましたが、一時的には撃退したと思ってもカラスたちは慣れてくるのか危ないものではないと悟るのか、また舞い戻ってきたりします。
そんな頭のいいカラスを撃退するグッズも次から次から出てきます。最近の撃退グッズを紹介しましょう。
目次
まずはカラスを知ってみよう
カラスを撃退するのに闇雲にはやっていては頭のいいカラスには通用しません。
まずはカラスの特徴を知ってから撃退法を考えましょう。
カラスの視力
基本的にカラスなどの鳥類は人間の視力よりも優れていて色の識別も多いそうです。
雑食なカラスは私たちよりも沢山の色を識別できるため、肉や魚・果物などの色を判別してゴミをあさるそうです。
また、カラスは暗闇で見えにくい鳥目ではない為うす暗い中でも食べ物を判別できるそうです。
カラスの学習能力
カラスは非常に頭のいい鳥なので撃退用の案山子などの人形を置いていたところで、動かない・害がないものと判断すればまた舞い戻ってきます。
案山子などの人形で撃退できるのはほんの数日のみと考えた方がいいようです。
カラスは人の視線が嫌い
用心深いカラスは人の視線を嫌うそうです。
人に限らず他の哺乳動物がカラスをジッと見ていることに「自分は狙われている」という危機感を覚えるのか、近寄らなくなるそうです。
以前ツイッターで話題になった「カラスにおはよーとあいさつをしていると本当にゴミを荒らさなくなった」というのも専門家に言わせると「個々の人はいつも自分を見ている」という危機感を覚えるからだとか。
他にも数年前に話題になったのは「カラス侵入禁止」の張り紙。
岩手県の東大の研究施設でカラスの被害に困っていた職員が宇都宮大学の教授に相談したところ「警告文を出したら?」と言うことで実際にやってみると本当に被害は減ったというものでした。
これも変わった張り紙に人々が足を止めて見るのでカラスが近寄りにくい環境を作るからとか。
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撃退グッズ
そんなカラスの生態を踏まえたうえでさまざまな撃退グッズがあります。
カラスが嫌がるもので寄せ付けない。
一部ですが効果があると言われているグッズをご紹介します。
反射で撃退
カラスは反射光が苦手なこともありCDなどを吊るしておくと嫌がって近づかなかったりします。
そこでCDよりも効果的なのがこれ。
- ジェイワックス ザ・撃退「鳥害対策カラス・ハト・スズメ・ムクドリ」
- 山形屋 カラスなぜ逃げる
- *カラスは慣れると平気なので数日置きに設置場所を少しづつ変えていくと更に効果があるそうです。
ホログラムフィルムが貼られていて反射光を分散させやすいのでカラスを近づけにくくします。
映像検証でもちょっと話題になった商品です。
螺旋状になった反射体が様々な方向に反射光を分散させるのでカラスが嫌がります。
ベランダ・ゴミ収集所・畑など用途に合わせた大きさや吊り棒が付いた商品もあります。
テグスや網で撃退
カラスに限らず鳥は羽を傷つけるのを嫌います。そこでこれ。
- 防鳥 てぐす
- 泰東 カラスネット
- *カラスは隙間から入ってくるのも上手なので、テグスならカラスの大きさよりも少々狭くとりつけたり、ネットは隙間を作らないという工夫も必要です。
ベランダや畑に被害がある人におすすめです。
ベランダにネットを張るのは見た目も良くないのですが、テグスなら見えにくいです。
テグスが羽にあたるのを嫌がって段々と寄り付かなくなってきます。
カラスが識別しにくい黄色のゴミ被せネットです。
カラスは特定の黄色
(黄色ならなんでもというわけではない)
は認識しづらいそうで気づきにくいそうです。
(収集用のゴミ袋が黄色なのもこの特徴を生かしているためです)
このカラスネットは錘も付いているのでたとえ認識されても網を持ち上げるのは少々困難。
ゴミ収集所にも使えます。
最後に
他にもポイントレーザーや撃退音・エアガンなどもありますが、ご近所迷惑や安全性を考慮したいので今回撃退グッズにはあげさせて頂きませんでした。
ゴミを捨てる時には中身が見えないように新聞紙でくるんでからゴミ袋に入れるのも効果的とも言われています。
カラス撃退は根気のいる知恵比べですが、繁殖期(3月~5月)にはカラスもいら立っていますのでくれぐれも攻撃されないように気をつけて下さい。
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