歴史深い遺跡やスポットが満載の奈良県橿原市(かしはらし)。中でも、自慢のスポットのひとつが、江戸時代の建物が多く残り、時代劇の撮影にも使われる「今井町伝統的建造物群保存地区」。今回は江戸時代の佇まいと情緒を今に伝えるこの今井町で毎年5月に開催される「今井町並み散歩」をご紹介します。
イベントの舞台となるのは、「今井町伝統的建造物群保存地区」。 その昔、「大和(やまと)の金は今井に七分」といわれるほど繁栄した街で、東西600 メートル南北310 メートルにもおよぶエリアには、商業都市として栄えた江戸時代の町並みがそのまま残されています。
この今井町は、戦国時代、一向宗本願寺の今井兵部卿豊寿(いまいひょうぶのきょう・とよひさ)によって建てられた称念寺(しょうねんじ)を中心とした寺内町がその始まりといわれています。
現在も、本瓦葺(ほんがわらぶき)、桟瓦葺(さんがわらぶき)の屋根の「ひらや」の家々が並び、全建物数約1500棟のうち、約500棟が伝統的建造物という全国で伝統的建造物が最も多く残る保存地区であり、1650年(慶安3年)築の「今西家」、1662年(寛文2年)築の「豊田家住宅」など9件もの国の重要文化財を有しています。
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江戸時代にタイムスリップ!「今井町並み散歩」

橿原市が誇る「今井町伝統的建造物群保存地区」を多くの人に知ってもらおうと、例年5月の第3日曜日を含む約1週間にわたって開催されるイベントが「今井町並み散歩」。毎年30,000人近くの観光客が訪れるほど大人気です。
期間中は、室町・江戸時代に定期的に開かれていた市の賑わいがよみがえる「今井六斎市(ろくさいいち)」や地区内の重要文化財の内部公開、稱念寺(しょうねんじ)での茶席など、今井町各所で趣向を凝らした企画が催されます。
中でも盛大に行われるのが、5月の第3日曜日に行われる「茶行列」。今井町にゆかりのある茶人「今井宗久(いまい そうきゅう)」とお茶をテーマに、当時の衣装を身にまとった人々が町を練り歩きます。
今井宗久は、戦国時代から安土桃山時代の茶人で1520年に今井町で生まれました。その後、かの有名な織田信長や豊臣秀吉に仕え、千利休、津田宗及(つだそうぎゅう)とともに、天下三宗匠(てんかさんそうしゅう)と呼ばれた人物です。

<今井町並み散歩>

  • 開催日:例年5月第3日曜日を含む1週間 ※茶行列は第3日曜日
  • 開催地:奈良県橿原市今井町伝統的建造物群保存地区
  • 問い合わせ:今井町町並み保存会 TEL0744-22-1128
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「今井町並み散歩」のアクセス情報

会場となる「今井町伝統的建造物群保存地区」は、近鉄「八木西口駅」から徒歩約5分、JR「畝傍駅」から徒歩約8分、近鉄「大和八木駅」から徒歩約10分のところにあります。
車で行く場合は、「今井まちなみ交流センター華甍(はないらか)」西隣にある「まちなみ広場駐車場」を利用するのが良いでしょう。料金は、1日1回200円(1時間以内)/300円(1時間~1時間30分)/410円(1時間30分~2時間)/510円(2時間~)。入場~出場まで30分以下の場合無料となっています。
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日本最大規模の江戸時代の街並みで散歩を楽しむ

約500棟の伝統的建造物が残る日本でも稀有で貴重な歴史スポット。5月の爽やかな風に吹かれ、江戸時代の風情を感じながら散歩を楽しんでみてはいかがでしょう。
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