私が子供の頃はなかった秋のイベントと言うか行事といえば「ハロウィン」。日本にはもともとなかった風習なので、本来の意味をよく知らず「ハロウィン=仮装して練り歩くパーティー」と思っている日本人がたくさんいるような気がします。ディズニーやアニメのキャラクター、映画のキャラクターの仮装をしている人達は特にハロウィンの意味をはき違えている気がします。
子供がディズニーの仮装をハロウィンにするのは別です。恐がって泣いたりするので、小さい時はなんでもいいと思います。
外国で日本の風習が間違って伝わっていたら何だか「!いや、それ違うだろ!」と突っ込みたくなりますよね。なので、私たちも外国から伝わってきたハロウィンの本来の意味と風習を知っておきましょう。
スポンサーリンク



実はハロウィンの起源は2000年以上前にさかのぼります。当時ヨーロッパ各地で勢力を持っていたケルト民族の伝統的祭事でした。後に多民族の勢力に負け西ヨーロッパへと追いやられます。現在のアイルランド、スコットランド、ウェールズ、フランスのブルターニュ地方の祖先がケルト人です。
11月1日が新年の始まりとされていたその当時、ケルト人たちはサウィンという祭事を大晦日に当たる10月31日から11月1日の朝まで行っていました。日本のお盆の様にご先祖様が黄泉の国から家族に会いにやってきます。しかし、それを利用して悪霊や怪物たちもこの世に現れ、作物や家畜を荒らしたり子供を連れ去ったりすると言われていました。
人々は家の中で家族やご先祖様と過ごし、悪霊が家の中にまで入ってこないように玄関先に食べ物を置き、外に出ないといけない時は自ら悪霊に扮してカモフラージュして悪霊や怪物たちから身を守っていました。
これが現在のハロウィンの起源だと言われ、新年の始まりが1月1日になっても、後にキリスト教化していくケルト人に残った伝統行事の一つです。時は流れ19世紀後半、ケルト人の子孫であるアイルランド人とスコットランド人の多くがアメリカに移住し、そこで彼らが変わらずに10月31日には悪霊に仮装したり玄関先に食べ物を置いていたのをお祭り好きなアメリカ人たちによって広められていきました。
現在はお祭り騒ぎ、なんだか楽しい仮装パーティーの日みたいになっていますが、本来はおごそかで怖い行事だったのです。
スポンサーリンク



最近の仮装は悪霊じゃない

ハロウィンを現在の形に広めていったアメリカですが、それと同時に悪霊ではなくただの仮装で練り歩く人たちも広まりました。もちろん凝る人達は悪霊や魔女、ゾンビなどの仮装で恐ろしいほどのメイクや動きをして本格的な人たちもいますが、現在の「ハロウィン=仮装パーティー」ではもうなんでもありです。
ディズニーやアニメのキャラクター、スターウォーズなんて全然悪霊でもなければ、逆にファンタジーです。本来のハロウィンの意味を知らない人たちやただお祭り騒ぎを楽しみたい人たちがする仮装です。
時代ですかね。伝統行事も時代の流れと共に少しづつ変わっていくのでしょう。
スポンサーリンク



スコットランドの小さな村

さて、現在スコットランドの小さな村で暮らしている作者である私ですが、ここでのハロウィンがどんな風かと申しますと。。。
子供たちは悪霊や魔女に扮して(怖すぎない程度に)、ジャック・オ・ランターンが置いてある家々をまわります。仮装した子供たちと付き添いの親たち以外はほとんど外を歩いていません。
玄関をノックし出てきた家人に子供たちは一人づつジョークを言います。「トリック・オア・トリート」とは誰も言いません。
例えば、
子供「ノック、ノック、ノック」
家人「はーい、誰ですか?(Who is it?)」
子供「ドクターです。(Doctor.)」
家人「ドクター?フ―(誰)?(Doctor?Who ?)」
子供「その通り!私はドクター、フ―です。(Exactly. I’m Dr.Who!!)」
と、今感じです。あっ、ドクターフ―とはイギリスの長寿ドラマです。
ジョークで家人を笑わせたらお菓子がもらえます。(笑えなくてももらえますが。)
この村では、だいたい夜7時~8時に子供たちが家々をまわり、お菓子をたくさんもらってかえります。と、ここまでは昔ながらの伝統行事風景です。
8時以降は大人の時間です。ハロウィンを理由に飲みたい若者が、仮装してパブに出かけますが、こちらは夜野外でアルコールを飲むのは法律で禁じられていますので、建物内で仮装パーティをしているので、やっぱり外は静かでほとんど人は歩いていません。
やはり本場だからなのか、この村でディズニーやアニメのキャラクターに扮している人は見かけないし、たとえプリンセスドレスでも血のりが付いていて破けてたり、悪霊要素を出しています。
スポンサーリンク



最後に

ハロウィンがどんなものかわかったところで、今年のハロウィン楽しんで(?)くださいね。
スポンサーリンク