ハンガー選び、重視していますか?
セットになっている安価なハンガー、クリーニング屋さんでもらったハンガーなど、もしかしたら「あまり気にしていないな」とあなたは思うかもしれません。
私も、クリーニング屋さんでもらったハンガーを使いまわす派でした。
しかし、一時的にそうしたハンガーにかけておくのであればあまり問題はないのですが、長時間かけておくと型崩れを起こしてしまうのです。
私はお気に入りの服が、そうした安価なハンガーにしばらくかけておいたことで肩のところでデレっとなってしまい、2度と着られなくなるという失敗した経験があります。
だからこそ、「ハンガーは軽視してはいけません」と声を高くして言いたいです。
あなたの服を守るためのハンガー選びと、そしてそのハンガーをおしゃれなインテリアの1つとするハンガーラックについて、今回はご紹介したいと思います。
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日本では、平安時代頃には着物を衣桁(いこう)と呼ばれる鳥居型の道具に、掛けるようになっていました。
横幅が2メートルくらいで、衣桁はどちらかといえば今のハンガーラックに近いです。
そこへ着物を掛け風に当てて汗などを乾かしていたようですが、蒔絵が施されていたり、金銅で作られた装飾金具が使用されていたりしたことから、着物を掛けるだけではなく、室内を華やかに見せるためのインテリアでもあったのですね。
また、衣桁とは違って簡素的な衣紋掛け(えもんかけ)もありました。
衣紋掛けはハンガーの形に近く、長く細い丸竹の中央部に紐を通してバランスをとったところへ着物を掛けます。
ただし、基本着物はたたんで収納するので、衣紋掛けは着物を着用する直前に掛けるだけでした。
一部の地方や高齢者の方だと、ハンガーのことを衣紋掛けと呼んだりする風習がまだ残っているようです。
明治以降、洋服が普及するにつれて日本に次第にハンガーが使われるようになります。
そうは言っても、その当時洋服を着るのは限られた階層や職業に就く人のみで、まだ一般庶民は着物が中心だったので、ハンガーを使うのはほんの一部の人のみでした。
昭和初期から戦後と、ようやく一般庶民でも洋服が中心になるようになると、ハンガーが広く流通するようになります。
しかし、ハンガーはあくまでも洋服を乾燥させるという目的のみで、ハンガーに洋服をかけたまま収納するわけではなく、乾燥した洋服はハンガーから外してタンスや衣装箱にたたんで収納していたようです。
今のような使い方になったのは、1964年の東京オリンピックや1970年の日本万国博覧会などの高度成長期からになります。
衣食住全てにおいて欧米化し、そうした変化に併せてハンガーの役割も多様になり、乾かすだけではなく、常に掛けておくというインテリアの一部として使用されるようになりました。
現在では、木やプラスチック、アルミやスチール、針金など様々な素材がハンガーの材料として使われており、形も様々です。
クリーニングへ出したときにサービスでもらえるハンガーから、5,000円を超えるハンガーまで売られています。
最近では、20,000円程度で消臭機能を備えたハンガーも発売されています。
このように時代の変化とともに、ハンガーも材料や機能、使い方などが少しずつ進化してきているのです
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きちんとしたハンガー選びをしましょう

ハンガーとファッションは、切っても切れない関係にあります。
ファッションアイテムが素材や形などと昔に比べて様々な種類の広がった現代では、ハンガーを容易に考えてハンガーを使うと、私のようにお気に入りの服を二度と着ることの出来ない状態にしてしまいかねません。
型崩れやシワを防ぐことに加え、収納性や機能性、デザイン性を加味した多種多様のハンガーの中から、正しいハンガーを選ばなければならないのです。
ハンガー選びには、いくつかポイントがあります。
まず、肩幅のサイズを重視してハンガーの大きさを選ぶようにしてください。
例えばジャケットの肩幅、つまり後ろ身頃の左右の肩の縫い目を直線距離で測った長さから、2~4cm差し引いた長さがそのジャケットに対して理想的なハンガーの肩幅サイズとなります、シャツはその肩幅から1~2cm差し引いた長さがベストです。
夫婦やカップルでハンガーを共有している経験はありませんか?
男女では、服の肩幅が違うのは歴然であるにも関わらず、同じハンガーを共有するということは、どちらか、もしくは両方の服を台無しにしてしまいかねません。
肩幅に合っていないハンガーを使用すると、型崩れをしてしまいます。
私の失敗も、このサイズの違いによるものでした。
また、ハンガーのカーブにも注目してみてください。
安いハンガーだと、どうしてもカーブがない肩先が真横に伸びているだけのタイプのハンガーが多く、このタイプはシワを作り出し、布を傷める原因になりかねません。
特に、セーターやシャツなど伸びやすい素材の衣服は要注意です。
前方に緩やかなカーブとなっており、さらに肩先に厚みのあるものが望ましいハンガーになります。
コートは5㎝以上、スーツやジャケットは4㎝以上、シャツは1〜2.5㎝が、ハンガーの肩先の望ましい厚みであると言われています。
少しこだわりのあるハンガーとなり、安くはないかもしれませんが、ハンガーを原因として衣服を何度も買い換えるよりも良いですよね?
安いハンガーよりもそうしたハンガーを使用していると、例えば他人があなたのハンガーを目にする機会があった際には「こだわりあるな」と思われることでしょう。
衣服に対する意欲レベルの高い人間だと、評価してもらえるかもしれません。
また、ハンガーの素材ですが、ここはプラスチック製でも木製でもあまり大差はないようです。
ただし、木製は防湿効果があり、静電気が起きにくいため、洋服を長期間保管する際に適していることから人気が高いようです。
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ハンガーラックを選ぶときの注意点

さて、ハンガーを掛けるためのハンガーラックにも、少し注目してみてください。
ハンガーラックは、置くだけでインテリアの要の1つとなります。
インテリアの雰囲気に合わせて、カラーであったり形であったり、選ぶポイントは様々あります。
しかし、インテリアであると同時に、ハンガーを掛けるという目的を忘れてはいけません。
まず、ハンガーラックはもちろんハンガーとそこへ掛ける衣類の重さをきちんとチェックする必要があります。
規定の耐荷重を超えて掛けてしまった場合、もしかしたらその重みに耐え切れずにラック自体が壊れてしまうかもしれません。
コートやスーツはだいたい2kg前後なので、掛けたい枚数と重さを考えるようにしましょう。
ラックが壊れて、衣服が一気に床へ落ちてしまったときのショックは計り知れません。
耐荷重70kg以上のハンガーラックも数多く売られているので、たくさん掛けたいのであれば、そうした耐えることの出来るものを選びたいですよね。
もちろん、ハンガーを掛けるポールや、支柱の太さもチェックしなければなりません。
太いポールのほうが断然安定性が増します。
さらに、ハンガーに衣服を掛けた場合の幅は平均で約2.5cmとなることから、あなたが何枚衣服を掛けたいのかを計算して、ハンガーラックを購入することも良いでしょう。
ハンガーラックは耐荷重と内寸、強度を踏まえて購入しないと、せっかくお気に入りのラックを選んだとしても長くは使用できません。
もしもそのラックが壊れてしまった場合、不燃ごみや粗大ゴミの扱いになる自治体が多いと推測されるので、なかなか捨てることも大変です。
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我が家のハンガーラック事件

ここで、我が家のハンガーラック失敗事件を少しご紹介します。
ある日、私の兄がいそいそとオシャレなハンガーラックを買ってきました。
それまでは我が家にあったハンガーラックは、クローゼット内と押入れ内にあるもので表に置いているものではなく、ただ衣服を掛けるだけのものだったので、そのオシャレなハンガーラックは私の目から見ても少し憧れるものでした。
彼はそのラックに合わせて部屋の模様を少し替え、とても満足そうなドヤ顔で私に「かっこいいだろう」と言ったのは、何故か私の記憶に残っています。
しかし、彼の悪夢はそこから始まっていたのです。
彼の部屋に新しいハンガーラックが来てしばらくした後、彼の異変に私たち家族はふと気付きました。
着ていた服の一部が色あせていたのです。
そうです、その服のみならず、ハンガーラックに掛けていた服全て、片方の肩から袖に掛けて色あせていました。
彼も、私たち家族も、ハンガーラックの置く場所によって、そこに掛けていた衣服が日焼けしてしまうとは考えてもいませんでした
紫外線は、衣服に使われている染料の化学構造を変える効果があり、その影響で衣服が変色や色落ちをしてしまいます。
特にウールやシルク、ナイロンの素材は紫外線の影響を受けやすく、繊維そのものが変色してしまいます。
兄は窓付近にハンガーラックを設置していたにも関わらず紫外線対策を全くしておらず、ハンガーラックの衣服は紫外線に常にさらされた状態でした。
そこに掛けていた衣服が全て使えなくなったというのは、言うまでもありません。
兄のしばらく落ち込んでいた姿は、今でこそ笑い話として我が家で語り継がれていますが、もし兄がそのような失敗をしていなければ、私がその失敗をしていたかと思うと恐ろしいです。
私もハンガーに掛けた衣服をダレっと型崩れさせてしまった経験はありますが、それを超える兄のこのような結果は、私がハンガーラックの置く場所の大切さを学んだ事件でした。
是非、この兄の失敗を反面教師として、多くの人に学んでいただきたいです。
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おしゃれハンガーラック

ハンガーラックを設置するのであれば、もちろん機能性も重視したいですが、せっかくなら用途に合ったものにしたいですよね。
大型ハンガーラックは、幅90~150cmの大きさのものが主流で、ロングコートからスーツはもちろん、1年を通じて多くの衣服を掛けることが出来ます。
クローゼット代わりとなるでしょう。
また、引き出しや棚が付属しているハンガーラックも人気です。
ファッション小物などを収納できる棚や引き出しがあれば、部屋の各所に散らかることも少なくなる上に、コーディネートをする際にすぐ取り出すことができます。
ショップのように帽子や靴などを一緒に置くことで、オシャレさが増しますね。
また、折りたたみ式や伸縮式ハンガーラックもあります。
いつも置いておくわけではないけれど、上着などが多くなりがちな冬の時期や来客用に使いたいという場合に、これらのハンガーラックがオススメです。
これらご紹介したほかにもハンガーラックは、様々な種類が発売されています。
あなたのお気に入りを見つけてくださいね。
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まとめ

衣服を全て畳んでしまうことはなかなか出来ません。
昔のように着物だけ、というのであれば可能だったのでしょうが、現代ではコートやダウン、スーツなど、タンスに入りきらないものが溢れています。
そんなときに役立つのがハンガーであり、それを掛けるハンガーラックになります。
もちろんオシャレを考えて、ハンガーラックを購入することも大切です。
あなたの部屋に似つかわしくないハンガーラックが部屋にあれば、それを見るたびテンションが下がってしまうかもしれません。
しかし、オシャレだけではなく、耐荷重などの強度、そして設置する場所も重視するようにしましょう。
せっかく購入したハンガーラックが壊れたり、衣服を傷めたりする危険性が考えられます。
もちろん、ハンガー自体も安易に考えてはいけません。たかがハンガーではありません。
衣服を守るか痛めるかは、ハンガーも大きく関わってきます。
それらをきちんと踏まえた上でうまくハンガーとラックを使用すれば、オシャレ空間とオシャレ衣服は守ることが出来ますよ。
動画はH suzukiさんが組み方を紹介してくれています。
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