夏の京都の行事・イベントといえば祇園祭!これを目的に京都観光に行く人も多いことでしょう。ちなみに2014年度から祇園祭は前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)に分かれていることをご存知ですか?ここでは祇園祭が2つに分けられた理由と前祭(さきまつり)の見どころについてご紹介します。
祇園祭は疫病退散を祈願する八坂神社の祭礼です。祭りの時期になると、京都市内の中心部や八坂神社周辺を中心に盛り上がりを見せます。京都三大祭に数えられるとともに日本三大祭とも称される、国内を代表するお祭りです。

前祭ができた理由

かつての祇園祭は、メインとなる7月17日の神幸祭(しんこうさい)と7月24日の還幸祭(かんこうさい)にあわせて、17日に前祭の山鉾巡行が、そして24日に後祭の山鉾巡行が行われていました。ところが1966年(昭和4年)に合同化。
そこから50年の時を経て前祭と後祭が復活しました。復活した理由は、前祭と後祭が元来1000年以上続いていた伝統であったこと。そして、この伝統を後世に伝えていこうと考えたためです。
  • 【前祭の日程】
  • 宵山行事:7月14日~16日
  • 巡行:7月17日(9:00~13:00ごろ)
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祇園祭の前祭!見どころのひとつ宵山とは?

前祭の宵山(よいやま)とは、7月16日に行われる神幸祭の前夜祭のことです。町内の旧家らが所有する美術品が公開され、とりわけ屏風が多いことから屏風祭(びょうぶまつり)と呼ばれています。
江戸時代から続く伝統ある祭りで、京都の歴史に触れあえる貴重な機会です。このほか山鉾町にある町会所では、重要文化財に指定されている懸装品(けそうひん)を見ることもできます。懸装品とは、神輿や屋台などの装飾に使われてきた豪華な幕地のことです。

歩行者天国と屋台はある?

祇園祭といえば、歩行者天国に華やかな屋台というイメージですが、毎日やっているというわけでないので要注意。前祭の14日は、歩行者天国と露店はありません。15日以降から始まります。場所は、室町通りと新町通りの山鉾が建っている区域が中心です。
  • 【日時】
  • 7月15〜16日
  • 9:00~11:00(烏丸通りは午後6時〜午後11時)
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祇園祭の前祭!見どころの目玉・山鉾巡行と神幸祭

山鉾(やまぼこ/やまほこ)とは、山のように高く造られた山車(だし)のことです。重さは10~12トン、地上から鉾頭までは、約25メートルもの高さがあります。全部で33基あり、それぞれに込められた願いや想いが異なることから、全く違った造りを楽しめます。
町内によっては拝観券(搭乗券)を購入すれば山鉾に乗ることができる場合も。一方で女性が乗ることが禁止されている鉾(長刀鉾、放下鉾)もあります。全部で33基あることで知られる山鉾ですが、前祭と後祭に分けられて巡行するようになっています。ちなみに前祭の山鉾は23基。
山鉾建ては7月10日から始まり、7月14日まで続きます。
なお、祇園祭の山鉾行事は屋台行事とともにユネスコ無形文化遺産に登録されています。

山鉾巡行のコース

前祭では、四条烏丸(しじょうからすま)で集合し、河原町通(かわらまちどおり)から衣棚通(ころものたなどおり)方面へ進み、新町御池で解散となります。それぞれの到着時間の目安は以下の通りです。
  • 四条烏丸→9:00
  • 河原町四条→9:35
  • 河原町御池→10:35
  • 新町御池→11:25

神幸祭とは?

前祭のメインともいえる祭りです。17日に山鉾巡行の後、夕方ごろから始まります。
スサノオノミコト、クシイナダヒメノミコト、ヤハシラノミコガミの御神霊が宿る3基の神輿が久世(くぜ)稚児の先導によって八坂神社を出発します。出発前に石段の下で3基がそろう神輿渡御(みこしとぎょ)出発式は、その迫力から特に人気です。熱気あふれる様子を見るために、当日はぜひ八坂神社に行ってみましょう。
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祇園祭を動画でチェック

京都のテレビ・ラジオ放送局であるKBS京都のYoutubeチャンネルでは、祇園祭の様子を動画で紹介しています。こちらもチェックしてみましょう。

屋台と山鉾を楽しむなら前祭!

祇園祭の後祭では屋台がないので、お祭りならではの屋台行列を楽しみたいなら前祭がおすすめです。また、山鉾の数も多いので迫力があります。祇園祭の定番を楽しみたいなら、ぜひ前祭に足を運んでみてくださいね。
【祇園祭の後祭】見どころ情報4選!宵山・山鉾巡行はある?
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