梅雨のジメジメを忘れさせてくれる6月のイベントといえば、夏至(げし)です。夏至ってどんな意味でいつごろに来るのか、知ってるようで知らない人もいるのでは?ここでは夏至に関する知っておきたい情報をまとめてご紹介します。
夏至とは北半球で1年の中で最も昼が長くなり、最も夜が短い日のこと。ちなみに昼とは日の出から日没までを指します。
例年の夏至は6月21日となっています。夏至は太陽の見かけ上の通り道(太陽黄経)を24等分した定気法によって導き出されています。この通り道が90度になったら夏至になり、それがおおむね6月21日となるのです。6月22日が夏至になることもありますが、その場合は翌年がうるう年になる傾向があります。
ちなみに、天文学の世界では90度になった瞬間を夏至といい、夏至の瞬間があった日を夏至日と呼ぶように厳密に分けています。また、冬至は太陽の通り道が270度に至ったときを指します。日付にすると12月22日ごろです。
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夏至は日の出が一番早い?

1年で最も昼が長くなるなら、夏至って日の出が1年で一番早いのでは?と考える人もいるかもしれません。答えは・・残念ながらそうではありません。
日の出が最も早くなるのは、夏至の1週間前ごろになります。といっても数分ほどの違いしかありませんが・・。夏至の時期の日の出は、4時すぎから始まります。北海道は4時15分ごろ、東京は4時25分ごろ、大阪は4時45分ごろと地域によって大きく差があります。
ちなみに日の入りが最も遅くなるのは、夏至の1週間後です。
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夏至に食べ物を食べる風習はある?

日本全国で共通するレベルで夏至に食べる食べ物というものは、存在しません。しかし地方によっては夏至に特定の食べ物を食べる風習が存在します。ここでは代表的な風習をご紹介しましょう。

関東では夏至に小麦餅を食べる風習が

関東では、夏至に小麦粉ともち米を混ぜ合わせた「小麦餅」を食べる風習があります。これは関東では小麦と稲の二毛作が行われていたことが影響されています。しかし最近では田畑の減少とともに、この風習もなくなりつつあります。

愛知県ではイチジクを食べる風習が

愛知県の尾張地方では、夏至の日にイチジクを食べる風習があります。しかもちょっと珍しい食べ方で田楽にして食べるんです。かためのイチジクを半分に切って、上に田楽味噌を塗って蒸して食べる「イチジク田楽」は江戸時代から食べ続けられています。

近畿では夏至にタコを食べる風習が

近畿地方全体では、夏至にタコを食べる風習があります。タコの栄養で夏に向けてスタミナをつけるため、と言い伝えられています。食べ方は自由で、タコ飯にしたりサラダに使ったりとご家庭によってさまざまです。さらに奈良では関東と同じく小麦餅を食べる風習もあります。

香川県では夏至にうどんと食べる風習が

うどん県ともいわれる香川県では、夏至にうどんを食べる風習があります。正確には夏至の11日後である半夏生(はんげしょう)がメインであり、この日は「讃岐うどんの日」にも定められています。

夏至を迎えたらもうすぐ夏本番

夏至は梅雨の終わりを告げ、夏本番を知らせてくれる大事なイベントです。これを機に、暑さに備えてスタミナをたくわえたり、夏の遊びの予定を立ててみましょう。
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