数年前、小学生になる直前の娘が、
初めてきちんと
エイプリルフールの存在を知りました。
サプライズが大好きな彼女は、
どういう嘘をつこうか、
どうやってうまくだまそうか、
ワクワクしながら
準備をしていたのですが…
卒園式を控えた、
三月の半ば頃でした。
娘が私に聞いてきます。
「エイプリルフールって何?」
私がなぜそんなことを
聞くのかたずねると、
幼稚園で話題に出たとのこと。
彼女は分からないままお友だちの話に
参加していたようですが、
家に帰ってふとそのことを
思い出したようです。
ちなみに、
エイプリルフールという言葉は
以前から知っていたそうです。
「エイプリルフールは、
うそをついてもいい日だよ。
4月1日なんだよ。」
と私は娘に話しながら、
意外と自分もそれ以上のことを
知らないことに少し苦笑いしました。
でも娘はそんな私に顔に気づかず、
目を輝かせます。
「私もやりたい!」
その日から娘の、
エイプリルフール大作戦が
はじまったのでした。
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エイプリールフール_初めて計画を立て始める

娘は何か事を始めるときに、
よく計画書(?)を書きます。
とはいえ当時はまだ字が
あまりかけない6歳児でしたので、
絵を中心になにやら
自由帳に書いていました。
サプライズにしたいらしく、
一生懸命親に隠しながら計画書を
作成する姿は本当にかわいらしく、
親ばかながら
ほほえましく見ていました。
たまに自由帳を開いたまま
片付け忘れて
妹と遊んでいることもあり、
ちらりと計画書を
のぞいたこともありましたが、
難解な絵や字で満たされており
解読はできませんでした…。
やがて卒園式を迎え、
春休みに入りました。
そのころにはエイプリルフール熱が
徐々に冷めていったように
見えましたが、
いちおう自由帳は毎日開いていました。
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春休みに、魅力的なお誘いが…エイプリルフールはどうなった?

瀬戸内の小さな島に、
私の友人が移住しました。
久しぶりに連絡を取ると、
「ぜひ遊びに来て!」
とうれしいお返事が!
早速主人の次の休みに、
車で、しまなみ海道の
立派な橋を渡り
友人宅にあそびに行きました。
大変のどかな、
海の見える広い庭付きのお宅で、
犬も2匹飼っており、
子供たちは大喜びで遊びまわりました。
海岸にも歩いていくことができ、
まだ水は冷たいですが、
波の満ち引きで遊んだり、
海草で絵を描いたり、
春休みに入って初めての遠出は
家族で大満足の1日になりました。
そして、その日を境に、
どうやら娘はアレのことを
すっかり忘れてしまいました…
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そしてエイプリルフールの日…

春休み後半は、
何かと入学準備で
忙しく過ごしていました。
1年生になるプレッシャーからか、
娘は学校の用品を
ちょくちょく手に取り眺めます。
そして気づけば4月1日…が、
終わっていました!!
なんと、
あれだけ入念に準備をしていた
エイプリルフールの計画が、
計画倒れに終わったのです。
それに気づいたのが4月2日の朝。
主人が
「そういえば昨日は
エイプリルフールだったよね。
何か計画立ててたんでしょう?
どうだった??」
と娘にたずねました。
私はその時ようやく、
娘が頑張って
準備をしていたことを思い出し、
目を丸くし、
娘にどうフォローしようかと
とっさにいろいろなことを
考えていました。
あれだけ頑張って計画書まで
書いていたのに
計画倒れに終わるなんて。
きっとがっかりするに違いない!
どうフォローしてやろうか。
…一瞬にしていろいろと頭を
よぎったのですが、
娘の口にした答えは…
「あ、そうだったね。忘れてた。」
びっくりしました。
拍子抜けました。
そして、子供らしい、とも。
私が
「あれだけ頑張って、
自由帳に計画を書いていたけど、
いいの?」
と聞くと、
「また書くよ」
というあっけらかんという娘。
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まとめ

娘の計画を
心の奥で楽しみにしていた私は、
残念なような、
気の抜けたような。
娘らしいエイプリルフール騒動に、
夫婦で朝から苦笑いした、
楽しい思い出です。
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