いつも私たちを照らしてくれている月。
昼間でも白い月が見えるとちょっと嬉しくなったりします。
その月が少しづつ地球から離れて行っているのは知っていますか?
地球と月の関係について調べてみましょう。
地球と月は引力によってお互いを引っ張り合っています。
その引力が地球の潮の満ち引きに主に関係しています。
月に面している側は満ち潮となり、その反対側の面も地球が自転して起こる遠心力で満ち潮となります。
海水が月に面している側を仮に「上」と呼んだ場合、その上の部分と真下の部分の海水が引っ張られるので、左右横の部分は引き潮となります。
例えばボールを押したら楕円形になりますよね。
その伸びた部分が満ち潮、押して低くなった部分が引き潮です。
それに太陽が重なると、つまり新月・満月の時に大潮が起こります。
この潮の満ち引きは生物たちの生存や進化にも重要な役割を果たしています。

離れていく月

現在、月までの距離は384,400kmあります。
赤道まわりの周囲約4万kmの地球を約9回ちょっと周った距離です。
そう考えるとなんだか近い気もします。
年間約3.8㎝づつ地球から離れて行っています。
何故でしょう?
先に述べた「引力」に関係してきます。
引力で起こる潮の満ち引きを「潮汐力」といいますが、この潮汐力によって摩擦が生じてき、地球の自転も少しずつ遅れてきてしまうので、引力のバランスも少しずつ崩れていきます。
ただ、月が離れていくには諸説あり、地球の自転が遅れるバランスを月の公転速度で補うため月が離れて行く、また宇宙は膨張するのではなく物体が縮小している、などあります。
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昔はもっと近かった

月が離れて行くのは今に始まったことではなく、地球や月が出来たとき約45億年前から起こっている現象です。
現在月は年間3.8cmづつ離れていっていますが、昔はもっと速かったと言われています。
今のように3.8㎝づつだと計算上、月が今の位置になるまで45億年以上と月が生まれる前からになってしまいます。
地球の自転も今よりも速く、月の公転も速かったのです。
現在は約29.5日掛けて地球の周りを一周する月ですが、約45億年前には約10時間で一周していたと考えられています。
30億年前には現在よりも30%月は近く(地球からの距離は約27万km)、10億年前には今よりも10%近かったという計算結果を出されています。
昔は距離が近い為、月がもっと大きく見えていたのでしょう。
なんだかロマンを感じますね。
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この先も月は離れて行く?

このまま地球と月の距離は離れ続けていくのでしょうか?
そうなると地球と月の関係はどうなってしまうのでしょうか?
予測されていることはいくつかあるようです。
このまま引っ張り合いが続いていくと地球の自転はもっと遅くなり、月の公転周期も長くなり、月はもっと遠くなります。
そして何百億年後には地球の自転速度と月の公転速度が一致し、お互いが同じ面を向けたままの状態が続く。
そして月が離れて行くのは止まると考えられています。
そうすると、月の公転周期も長くなり、1か月が約50日くらいになってしまいます。
ただ、このようなことが起こると考えられるのは何百億年後なので、その前には太陽の働きが終結を迎えてしまうと考えられています。
地球と月の関係には太陽も関わってくるので、太陽が終結に近づくにつれ膨張して他の惑星を飲み込んでしまう、地球も例外ではないという説や太陽の重力によって地球が飲み込まれる恐れはないという説もありますが、太陽が消滅してしまうと地球も月も現在の形ではもちろんいられなくなってしまいます。
ただ、その時にまだ人類が存在しているかどうか、もしくは他の惑星に住み替えているのかもしれませんが。

まとめ

綺麗だなと思い見上げる月、暖かいと感じる太陽。
これらはすべて私たち、また生物たちになくてはならない存在なのです。
天文学者の調査・研究で私たちは太陽系・惑星について知ることができました。
月までの距離を知ることが出来るなんて、またその月が昔はもっと近く大きく見えたなど思いもよりませんでした。
これからは、私も月を見上げるたび遠い昔のことや遠い未来の事を想いながら見ることが出来るのでしょう。
また一つ楽しみが増えた気がします。
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