岡山県倉敷市の大人気観光スポット「倉敷美観地区」。白壁となまこ壁が美しい、日本の伝統的な建築美を残している人気エリアです。
そんな倉敷の町並みを一望できる高台にある「阿智(あち)神社」では、毎年5月に地元の繁栄と人々の幸せを祈願する「阿智神社春まつり(春季例大祭)」が開催されます。
そこで今回は、「阿智神社春まつり」と「神賑い(かみにぎわい)」などの関連イベントについてご紹介します。
白壁の蔵の町として知られる倉敷美観地区を一望する鶴形山の頂上に鎮座する「阿智(あち)神社」。1700年以上の歴史ある古社です。
社伝によると、「日本書紀」にも登場する神功皇后(じんぐうこうごう)が、この辺りを航行した際、嵐に遭って困っていたところ、“三振りの剣”が天空から明るく輝いてこの鶴形山に天下ったという神話から、「明剣宮(みょうけんぐう)」と名づけ、「宗像三女神(むなかたさんじょしん)」を祀ったのが起源とされています。
この三柱の女神である「宗像三女神」は、海の守護神であり、財宝、芸術、美の神でもあります。ちなみに、現在の「阿智神社」と呼ばれるようになったのは明治時代のこと。
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阿智神社春まつり(春季例大祭)の概要

毎年5月の第3土曜日と日曜日に行なわれる「阿智神社春まつり(春季例大祭)」。例大祭の初日(土曜日)は、9時から「祭典」が行われ、旧27町の代表総代が本殿へお供えをし、舞を奉納します。
18時からは、祭りの華やかな催し「神賑い(かみにぎわい)」。ご祭神である「宗像三女神」に扮した3人の女性の優雅な舞い「三女神の舞」や、大人顔負けの「子ども備中神楽(びっちゅうかぐら)」、海外公演も行い日本太鼓界のトップレベルともいえる「倉敷天領太鼓」の迫力満点の演奏といった関連イベントも催されます。
翌日は、10時から鶴形山(つるがたやま)の相撲場で、地元倉敷地区のちびっこ力士たちの元気いっぱいの相撲大会が奉納され、境内にはにぎやかな声援が響きます。
また、「しゃーんしゃーんしゃんとーせー!」のかけ声で、美観地区の路地を練り歩く太鼓神輿(みこし)「千歳楽(せんざいらく)」も見どころのひとつ。「千歳楽」が太鼓を叩きながら阿智神社の鳥居をくぐる様子が“見せ場”です。この「千歳楽」の担ぎ手は、地元の人に限らず誰でも参加できるので、担ぎ手として参加するのも良いでしょう。

阿智神社春まつり(春季例大祭)

  • 開催日:例年5月の第3土曜日と日曜日
  • 開催地:阿智神社(岡山県倉敷市本町12-1)
  • 開催時間:土曜日9:00~「祭典」、18時~「神賑い」/日曜日10:00~「子供相撲大会」

阿智神社の見どころ色々

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蓬莱(ほうらい)思想の古代庭園!?

不老不死を願い、神仙(しんせん)の使いとされる鶴と亀を長寿の象徴とする“蓬莱思想”に基づいた日本最古の鶴亀様式の古代庭園といわれる「天津磐境(あまついわさか)」など、日本庭園の石組みの起源を探る貴重な文化財が数多く見られるも阿智神社ならではの魅力です。
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樹齢500年以上「阿智の藤」

境内にある岡山県天然記念物「阿智の藤」は、樹齢500年以上といわれる古木。根回り約1.5m、根元周囲約2.2mもあり、“アケボノフジ”という珍種の藤の中では全国一の大きさです。花の見ごろは「阿智神社春まつり」よりちょっと早めの4月下旬~5月上旬です。
阿智神社はこの藤にちなんで、阿知の藤の実をいれた「阿知の藤実守」もあります。藤には、「不死(健康長寿)」と「不二(和合)」という意味もある縁起物です。
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阿智神社春まつりのアクセス情報

阿智神社春まつり(春季例大祭)が開催される阿智神社は、JR伯備(はくび)線「倉敷駅」から徒歩約15分。車で行く場合は、山陽自動車道 倉敷IC、もしくは、瀬戸中央自動車道 早島ICから約15分です。

歴史ある阿智神社で春のひとときを!

宗像三女神を祀る歴史深い阿智神社の春を彩る「阿智神社春まつり(春季例大祭)」。見どころとなっている「神賑い」を鑑賞しながら、春の夜のひとときを日ごろの感謝を込めて過ごしてみてはいかがでしょう。また、高台にある阿智神社からは、白壁と瓦屋根が連なる倉敷の街が見下ろせるので、春の散策にでかけるのもいいですよ。
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